こんにちは。
子なし妻のすーです。
生産性なく毎日を過ごしています。
毎月読んだ本を公開し、おすすめ本を紹介しています。
2023年7月は16冊の本を読みました。
こちらの全16冊です。
その中で読んでよかった☆4と☆5の本を紹介します。
- 1.「傲慢と善良」辻村深月著
- 2.「愛のエネルギー家事 すてきメモ303選」加茂谷真紀著
- 3.「話すことを話す」キム・ハナ著
- 4.「日経ウーマン 2023.6」
- 5.「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン著
1.「傲慢と善良」辻村深月著
いい意味で、序盤からはこんなラストになると思わないような展開の物語でした。
前半は、婚活してようやく婚約した相手が失踪してしまうという話です。
いつもの辻村深月さんらしい、誰にでも心当たりのあるような心の内を深く観察して目の前に晒すような話でこちらも苦しくなります。
(そこがおもしろいんですけど😉)
婚活をしている人の傲慢さと善良さが一人の人に同居しているということが描かれています。
しかし、最後は前半のドロドロをすっかり打ち消してしまうキラキラの恋愛小説でした!
知り合ったおばあちゃんのある一言で恋愛小説だったんだ!と気づき、びっくりしました。
2.「愛のエネルギー家事 すてきメモ303選」加茂谷真紀著
年上の女性から温かい言葉で、
「無理して家事をやる必要はないよ〜」
「ゆっくり休んだらは楽しんでやろうね!」
ということが書かれている本です。
特に気に入ったメモを厳選◎
・お茶は心をこめて
心をこめていれるとおいしくなる。
機械的にいれると無味。
・簡単な料理に愛を
料理に時間をかけたい日はかければいいし、かけたくない日はかけなくていい。
品数が少なくても、おにぎり一つ、お味噌汁ひとつに愛をこめる。
・どういう存在でありたいか
人間関係で悩んだとき、難しい選択を迫られたとき、「do」(何をするか)ではなく、「be」(どういう存在でありたいか)で考えると答えが出るかもしれません。
家事や育児をなんとなくこなしている方、最近優しい言葉をかけられていない人におすすめの本です。
3.「話すことを話す」キム・ハナ著
「女ふたり、暮らしています」の著者の一人である、キム・ハナさんの本です。
「女ふたり…」も好きだったんですが、2冊目を読んで改めてキムさんの考え方が好きだな〜と再確認しました。
この本は話し方の本ですが、大勢の人の前に立って話すための本というよりはお互いに愛情を持って対話するための本に感じました。
話すための道具としてマインドマップが紹介されていました。
さらっと記録でき、ひと目で見やすい、作ると頭が整理されると書かれていて、私も話すときに使ってみようと思いました。
話すことに限らず、新しい女性の考えを知るのにおすすめの本です。
4.「日経ウーマン 2023.6」
・疲れない休日のマイルール…人と一緒に過ごすときに疲れないコツが参考になった。(友人との旅行でも部屋は別々、フリータイム設ける。)
5.「限りある時間の使い方」オリバー・バークマン著
この本は、よくある時間をコントロールしようとするタイムマネジメント本と異なり、時間はコントロールできない、時間はかかるだけかかると腹をくくった上で時間の使い方を有意義にしようと提案している本です。
この、「何もかもはできない、無理に急ごうとしないで時間はかかるだけかかると思おう」という所が私には響きました。
なぜなら、今までの経験上、色々工夫して時短しても、その分時間ができたと感じなかったからです。
苦労して時間をコントロールしようとしても無駄だと分かれば、誰も苦労はしません。
この本に書かれている通り、時間をコントロールするというアプローチは意味がないのかもしれません。
その前提の上で、やることを選択する方法や、時間をコントロールするのをやめて自由を得る方法や、時間の有限性を受け入れるためのツール等が紹介されていました。
その中のどれにも忍耐が必要と書かれていました。
現実のペースに身を委ねるのにも、たくさんやることがあり、そのほとんどは先延ばしの状態になってしまうのに見て見ぬふりをするのにも忍耐が必要です。
最近はスマホの登場でますます忍耐力がなくなっていると思うので、何もしないことに耐えられる忍耐力というのがキーワードになってくるのかもしれません。
また、時間は人と共有してこそ意味があるので、目の前の仕事等よりも人間関係が重要だと書かれています。
もっと家族との時間を大切にしたり、友人と会う時間を持ったりしようと決意しました。
時短しても、その分時間ができたと感じない!
それって何でだろうと思ってたら読むといい本です。
ブクログは感想や評価が入れられてとても便利ですよ。
https://booklog.jp/users/8suu4
ほとんどの本は図書館で借りて読んでいます。
そんな図書館のメリットはこの記事で語っています。