おだやかに暮らす

子なし妻のなにも産まないブログ

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2024年3月に読んだ本は13冊。おすすめを紹介します〜


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こんにちは。
子なし妻のすーです。
生産性なく毎日を過ごしています。

 

毎月読んだ本を公開し、おすすめ本を紹介しています。

 

2024年3月は13冊の本を読みました。

こちらの全13冊です。


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その中で読んでよかった☆4と☆5の本を紹介します。

 

 

 

1.「出雲の阿国 上」有吉佐和子

4月に出雲大社に行く予定なので、関連する本を読んでいます。

しかし、まだ上巻しか読んでいませんが、出雲の阿国が出雲出身だけであって、舞台はほぼ大阪・京都だったので、あまり出雲と関係ありませんでした・・・。

とはいっても、さすが有吉佐和子はおもしろい!

 

出雲の阿国は歌舞伎の創始者とされる人物です。

上巻は豊臣秀吉の時代に出雲から出てきた阿国が秀吉の家来に見いだされ、出雲を捨て大阪・京都に移り住むところから始まります。

踊り以外にも、結婚したり、子どもを流産してしまったり、夫の不倫相手に嫉妬されたり、夫とのすれ違いが出てきたり・・・など色々あるんですが、阿国が魅力的なのでついつい応援してしまうんですよね。

 

阿国や周りの人の心理描写が細かくておもしろいし、秀吉の時代の雰囲気もわかって勉強になりました。

上巻だけでも長かったですが、引き続き下巻も読んでいく予定です。

 

 

2.「ネット右翼になった父」鈴木大介

晩年の父親からネット右翼的な発言かあり、心を閉ざしてしまった著者が、父親が亡くなってから改めて父がネット右翼だったのか、どういう思想を持っていたのかを検証していく本。


まず私は右翼やネット右翼というのがどういうものか勉強したことがなかったので、そこの部分から勉強になりました。

著者によると…
保守=個人より国家を優先する思想。伝統国家ニッポンの再生や維持を見据える思想のこと。
個人の自由よりは、伝統的国家の美しさを優先する。
歴史認識としても、第二次世界大戦に向かった日本を肯定的に捉えるといった思想や価値観があるため、国家の自立性(米国依存からの脱却)や再軍備もイシューとして前面に出てくる。
右翼=保守的思想や価値観を抱え、行動に移す人々、派閥

だそうです。


著者は、父親がネット右翼的な発言に至った経緯を過去の言動や親しい人にインタビューして分析した結果、父親はネット右翼ではなかったと結論づけています。

 

奇抜なタイトルで、序盤は父親を糾弾するような激しい内容だと思いましたが、最後は愛すべき父親の話になっていたのが泣けました。


父親をネット右翼だと勘違いしてしまった主な理由として、コミュニケーション不足をあげていました。

コミュニケーションをとれなかった理由まで踏み込んでいて、読者へのメッセージとしてまだ父親が健在な場合は、自分のように後悔する前に、コミュニケーションをとっていこうと締めくくっています。

 

 

3.「マジ文章書けないんだけど~朝日新聞ベテラン記者が教える一生モノの文章術」前田安正著

文章を書く勉強で読みました。
就職活動中の大学生がアルバイト先の喫茶店の常連さんから文章を書くコツを教えてもらう物語調の文章術の本になっています。


物語はゆるい内容で、一緒に勉強している気分でサクサク読めます。
最初は簡単すぎるかなと思いましたが、ページが進むにつれ高度になっていき、ちょうどいい難易度でした。
物語の後に載っている問題をやることで、読んでいるだけでなく、手を動かして学べるようになっているところがよかったです。

 

 

4.「58歳から日々を大切に小さく暮らす」ショコラ著

自分より年上の人の暮らし、生活術を見るのが好きなので読んでみました。

 

著者のショコラさんは、40代で離婚してひとりで暮らし、老後に備えてマンションを買い、ローン完済を機に正社員を辞め、パートになっている方です。


その時々で、自分の希望をしっかり把握し、自分軸で生きている感じがいいなと思いました。
私だったら、老後の資金は多い方がいいと無理に正社員で働いている気がします。


パート勤めになり収入が少なくなった分、毎月12万円で暮らす生活をしていています。
その方法は、ものを減らしたシンプルな生活。
しかし、窮屈な節約だけでなく、定価で買わずヤフオクで服やバッグを買ったり、近場に自転車で遊びに行ったりとメリハリをつけ楽しんでいます。

真似したいと思ったのは、シンプルな部屋に緑を欠かさないところ。
それも高いものでなく、100均などで買っているそう。

私も見習いたい暮らしでした。

 

 

5.「人間の死に方」久坂部羊

過度な医療が嫌いだった、元医師の父親がどう死んでいったかを息子の視点で書かれています。
著者は在宅医療やホスピス勤務経験もある医師です。


父親は仏教の小欲知足(足るを知る)、莫妄想(不安や心配は妄想だから、しなくてよい)、無為自然(自然にまかせるのがよい)の考えがある方。
その考えはむやみに長生きを求めない、医療は自然ではない、検査は余計なストレスを抱えるからなるべくしない…などに繋がっています。
そんな考えを実践しながら、死んでいった父親が書かれています。

 

私もこういうふうに死にたいなとうらやましく感じました。

今は医療も高度になり、検査をすれば何か見つかったり、インターネットですぐに病気のことも調べられ不安があおられたりするような世の中です。

ですが、このお父さんのように自分の身体に問いかけて必要な医療をしてもらうようにするのが自然でいいなと思いました。

それはお父さん自身が元医者で知識があるからできるというのもあると思いますが、必要な医療のみ受け入れてそれでだめならしょうがないと覚悟ができているところが大きいと思います。

そういう覚悟は、他人に委ねずに自分で考え抜かないとできないですね。

とても立派なお父さんだなと思いました。

 

 

6.「50代からの人間関係」水島広子

50代は加齢や人間関係の変わり目(子どもが独り立ちする、親の介護の現実化、職場での役割の変化)。

そんな50代の人間関係について、夫婦、実の親、義理の家族、きょうだい、女同士、孤独、親しい人の死などのテーマごとに精神科医がアドバイスをしてくれる本です。

 

参考になったのは、、、
・高齢の親
介護の実務的なことは他人に任せる。

肉親は労ることに専念。

ポジティブな提案は親しい身内から、ネガティブな提案は専門家(医者など)から。


・女同士の付き合い
女は脅威に敏感で、ちょっとした違いで敵とみなされる。

不安が根底にあるので、安心させることが大事。
締め付けのきつくない派閥に属すか、
派閥に属さないなら「自分は変わっているから、天然だから」という演技をする。
自分の女度を下げる(裏表のない人に安心を感じるため)。


・お金の不安も孤独感も得たいという気持ちを手放し、与えるとなくなっていく。

 

 

今月読んだ本の中で、「ネット右翼になった父」と「人間の死に方」は著者の父親について書かれた本で共通していました。

内容としては違った切り口ですが、どちらの本も等身大の父親への愛が感じられて、胸が熱くなりました!

どちらもおすすめです◎

 

ブクログは感想や評価が入れられてとても便利ですよ。
https://booklog.jp/users/8suu4

 

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本を読む時間がない時は耳の読書もいいかもしれませんよ~!

 

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