こんにちは。
子なし妻のすーです。
生産性なく毎日を過ごしています。
毎月読んだ本を公開し、おすすめ本を紹介しています。
2023年6月は9冊の本を読みました。
こちらの全9冊です。
その中で読んでよかった☆4と☆5の本を紹介します。
1.「ワーキングガール・ウォーズ」柴田よしき著
アラサー、アラフォーの女性が、働くストレスを助け合いながら乗り越えていく話。
主人公の翔子の会社のイザコザが面白かったです。
そして、イザコザの犯人が全て相手を貶めようとする社内の人でないという所が変にドロドロした結末になっていないところもよかったと思いました。
最後に嫌な上司と対決して翔子が言い放った言葉
「女らしいってことは、男の都合のいいように動く、男に逆らわないってことじゃないのよ。本物の女らしさってのは、女としてのプライドを簡単に譲らないことなのよ。」がかっこよかった!
翔子は周りに馴染む努力をしなかったり、感情を隠せなかったり、だめな所もあるけれど、これから色々な経験を重ねて魅力的な女性になるだろうなと思います。
そのためには、この小説に出てくるような利害のない女友達が必要なのかもしれないな〜。
女性が仕事に疲れた時に読むといいと思います。
2.「ツバキ文具店」小川糸著
文具店の傍ら代筆業を営む女性(鳩子)の物話。
代筆した手紙が所々に載っていて、依頼人の要望、思い出を聞いて、それを元に文字を変えたり、便箋を選んだりして書かれていて、とても素敵な職業だなと思いました。
代筆の仕事を重ねるにつれ、仲違いしたまま亡くなってしまった先代(祖母)を徐々に理解していく過程が温かく描かれていて、ほっこりする物語です。
鎌倉の春夏秋冬と4章に分けて描かれています。
実際の鎌倉のお店やお寺が出てくるので、行ってみたくなります。
というか、住んでみたくなります。
バーバラ夫人、男爵、QPちゃん、出てくる人みんな愛らしくて和みます!
ゆっくり一日過ごしたい日にぴったりの小説だと思います。
3.「日経ウーマン2023.5」
●みんなのお仕事服のリアル
一気にたくさんの人のお仕事服を見られるのは珍しいので、参考になりました。
愛用ブランドは、ユニクロが多かったです。
着倒したら惜しみなく買い換えられる価格という意見に納得。
その他にも、ルールを決めていたり、制服化している人が多かったです。
忙しい毎日で洋服に割く時間はあまりないけれど、気分が上がる洋服で過ごすためには、そういう工夫が必要ですよね!
●働くモヤモヤの解消法は哲学が教えてくれる!」
今回の哲学は、リバタリアン・パターナリズムについて。
個人の自由を尊重しながら、良い選択に導く思想のこと。
例えば、
「賛成しますか?」と聞くのではなく、「反対の方いますか?」と聞くような手法です。
理由付けが必要になって、反対のハードルが上がるため、賛成する人が増えるという結果が出ているようです。
こういうちょっとしたコツって重要ですよね。
日々実践していきたいです。
4.「とんび」重松清著
妻亡き後、男手一つで息子(アキラ)を育てる父親(ヤスさん)の物語。
とんびが鷹を生んだのとんびからタイトルがついています。
ヤスさんは、不器用だけど、正直で真っ直ぐで、情に厚い人柄。
そんなヤスさんが悩みながら子育てする様子に何回も泣きました~。
一緒にアキラを育てている気持ちになるんです。
ヤスさんは幼い頃から親がいませんが、ヤスさんの周りには温かい人ばかり。
人は生まれた環境で幸不幸が決まるものじゃないんだなぁと感じます。
正直に、コツコツと人生歩んでいこうと素直に思える物語でした。
家族モノで泣きたい時に読むといいです。
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ほとんどの本は図書館で借りて読んでいます。
そんな図書館のメリットはこの記事で語っています。